名古屋文化論~不思議なナゴヤの魅力
名古屋の、その知られざる複雑怪奇で特殊な文化について、名古屋出身の私が解説しています。
名古屋文化論~不思議なナゴヤの魅力 > 名古屋は「市」
私は今はよその土地に住んでいますので、人と話をしている時に、何かの拍子に「名古屋出身です」と言うと、かなりの高確率で、こう返されます。
「そうなんだ!で、名古屋のどこ出身なの?」
たとえば、「宮城出身です」と言った場合、
「宮城のどこ出身なの?」
「仙台です」
「ああ、仙台ねー」
で会話が成立しますが、このケースだと、会話が成立しません。
なぜなら、名古屋は「市」であるからです。
ゆえに
「中区です」
「え…お、おう」
と、非常に微妙な雰囲気になって、お互いに困ることがしばしばありました。
どうも、名古屋を「県」だと思っている人が多いようです。
「愛知県の県庁所在地が名古屋市」ということは、義務教育として周知徹底させるべきではないでしょうか。
(まあ、してると思うけど)
それにしても、なんなんでしょう、この「名古屋」のハンパない一人歩き感。
というわけで、言われたら最近の私はこう返すことにしています。
「名古屋のどこ出身?」
「駅のへんです」
「あー、そうなんだー」
我ながら、すばらしいアイデアだと思います。
ちなみに、ここから会話は特に発展しません。