名古屋文化論~不思議なナゴヤの魅力
名古屋の、その知られざる複雑怪奇で特殊な文化について、名古屋出身の私が解説しています。
名古屋文化論~不思議なナゴヤの魅力 > 人間ナビゲーションか!
なんのこっちゃ、とお思いかと思いますが、名古屋人はやたらと「方角」で場所を指し示します。
たとえば、待ち合わせの時、名古屋駅の待ち合わせといえば、昔は「壁画前」(新幹線改札の前に何だかわからないでかい壁画があった)、今は「金時計」か「ナナちゃん」(名鉄のでかい人形)がセオリーですが、到着するとまず相手にケータイで連絡します。
「金時計に着いた」
「どこ?」
「南側にいる」
「了解」
このように、だいたい方角で話をします。
あ、待ち合わせ場所についたのに電話をするのは、だいたい「金時計」は、同じように待ち合わせの人でごった返しているからです。
渋谷のハチ公前とかと同じです。
人に道を聞く時でも、その説明は、
「北にしばらく進むと薬局があるから、その筋を西に曲がって少し歩くと南に赤いビルがあるから、そこの2階です」
という感じで返されますので、そもそも「北」がわかってないと、理解不能です。
どうも、名古屋人の頭の中は、ナビゲーションシステムのように北固定でマップが展開されているようです。
ちなみに、私は方向音痴なのでちっともわかりません。