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効率性重視の名鉄名古屋駅

名古屋の鉄道事情のお話です。

名古屋は市営地下鉄のほか、主としてJR・名古屋鉄道・近畿日本鉄道の3つが乗り入れており、それぞれへ郊外へ向かう路線が伸びています。

中でも、真っ赤な車体でおなじみの名古屋鉄道は、愛知県内をくまなく走る大動脈として知られています。

その中心が「名鉄名古屋駅」であります。

開業以来「新名古屋駅」と言いましたが、いつの間にか「新」がとれて、ただの「名古屋駅」になっていました。

まあ、誰も気にしていませんが。

さて、この名鉄名古屋駅ですが、ただの通過型ターミナル(終点とかではない)にもかかわらず、一日の乗降客数は13万人を超えるモンスターステーションです。

特筆すべきは、電車の本数から考えると、もっとホームがいっぱいあってしかるべきなのにプラットホームが3本しかなく、真ん中は降車専用(つまり基本上下1本ずつ+降車ホーム1本)という超変則方式であることです。

知らない人が乗り降りするときは、かなり戸惑います。

が、そのようなことに全くお構いなく、数分間隔であちこちへ行く電車が行き交います。

しかし、整然と戸惑うことなく短い停車時間で乗り降りする乗降客を見ると、名古屋人の高い効率性が窺えるでしょう。
(と、せっかちな性格も)