名古屋文化論~不思議なナゴヤの魅力 > えび

えび

よく「えびふりゃー」などと揶揄されますが、名古屋人はそんなにエビを食べている自覚がありません。

しかし、他所よりは確実にエビを消費しています。

農林水産省の県別生産統計(H15)によりますと、

  • クルマエビ = 愛知県3位
  • イセエビ = お隣の三重県が2位

など、地元でのエビ漁も盛んです。

天むす、というのが割と有名ですが、名古屋人にはどちらかというと不評です。

理由は小さくてお上品だからです。
あれは観光客用ですね。

名古屋人の好みは、何においても「どかんと派手な」ヤツです。

たとえば、坂角総本舗「ゆかり」というお菓子があるのですが、お土産に贈答に、これを名古屋人は多用します。

「ゆかり」は簡単に言うとエビせんべいなのですが、平たくてでかい!
ビジュアル的にエビがそのまま入っている!

よくわかっていらっしゃいます。
名古屋人の心、鷲づかみです。

エビフライについてですが、よく名古屋のランチで「ミックスフライ定食」というものを見かけます。

単純に揚げ物が入ったものですが、必ずその中にエビフライがありますね。

単体でエビフライはあまり食べないのですが、このように、無自覚のうちに消費されているのが名古屋のエビ事情であります。