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名古屋城と金のシャチホコ

天守に上げられた、堂々たる金のシャチホコ。

はい、名古屋城の見学は終了です。

え?城の中身?
別に楽しくないよ?

というくらい、その抜群の存在感を誇る「金のシャチホコ」ですが、最初のは1612年に建造されて以来、3回の改鋳を経て、さまざまな博覧会などに出されていましたが、1945年の名古屋大空襲で焼失しました。

現在のシャチホコは、その後に作られたものです。

とはいえ、名古屋のアイデンティティとして、脈々とその血を名古屋人に受け継いでいます。

その例

  • グランパスエイト(グランパス=シャチ)
  • シャチハタ(本社が名古屋)
  • 名古屋市交通局のゆるキャラ「ハッチー」(シャチホコがモチーフ)

などがあります。

もうなくなってしまいましたが、きわめつけは名古屋港の遊覧船「金鯱号」です。

金シャチを完全にパクった、派手な作りで観光客の度肝を抜きました。

また、万博の時には、なぜか金シャチが市内をパレード(名古屋まつりと同じくねり歩くだけ)しました。
みんな写真撮りまくりの異様な光景。

名古屋人にしかわからない、「熱い何か」が金シャチには存在することがお分かりいただけるエピソードかと思います。