名古屋文化論~不思議なナゴヤの魅力 > 喫茶でモーニング

喫茶でモーニング

ここ数年、「コメダ珈琲」などの関東進出で、「名古屋の喫茶」文化が(恥ずかしながら)世間様の前に露わになろうとしておりますが、

名古屋人は、そんなに喫茶店で「モーニング」をしているのか?
というのが気になりますよね。

「そんなにしません。」
が、答えです。

行く人がやたらめったら行く、
というのが正解でしょう。

ただ、喫茶店の数は多く、市内どこにでもあります。

どこも店先に回転灯をつけているので(なぜ?)すぐわかります。

ダラダラ新聞を読みながら、「モーニング」と称するゆで卵とバナナと食パンをコーヒー一杯の値段で楽しむ。
たしかに優雅な時間の使い方ではあります。

上級者になると、「コーヒーチケット」というものを買います。
これはおおむね11枚つづりになっています。

コーヒー10杯の値段で11回モーニングが楽しめるというものです。

買うと、残チケットは客に渡されることなく、店側が管理します。
で、レジ横のボードに貼られて、店員がちぎっていくことで、自分のチケットの残数が確認できる仕組みになっています。

このシステムってテキトーだよなあ、と思いましたが、田舎の駄菓子屋のイメージで脳内変換すると、とてもしっくりいくことに気づきました。