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迷惑な名古屋走り

「名古屋飛ばし」と似ていますが、ぜんぜん違います。

道行く「車の走り方」の話です。

他の都市に比べて、格段に交通マナーが悪いと言われる名古屋ですが、地元の人間から見ても(客観的に見ても)ほんっとうに悪いです。

信号の「黄色での加速」は、日常茶飯事のこと、数秒ある縦横の信号が全部赤の時間を使って、無理やり交差点に進入する悪質な「全赤みこし」と呼ばれる違反走法。

また、広くたくさんある車線をフル活用して(悪い意味で)車線を横に動き、速度の遅い車をサーキットのようにどんどん抜いていく「ミズスマシ走行」など、悪いマナーを言い出すと、枚挙にいとまがありません。

愛知県としても、交通死亡事故・交通事故件数は、毎年全国ワースト争いをしています。

乗用車の保有台数は全国1位、名古屋高速が非常に高い(平成26年4月現在、乗用車770円)、加えて、前述の通り名古屋の街の整備が車中心に考えられてきたことから、スピードがやたらと出る構造になっている道路が多いなどなど、「名古屋走り」を生む土壌はわかるのですが、もう少しなんとかならないものかなあ、と思います。