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郷土英傑行列の見どころ

その「名古屋まつり」で、もうひとつ触れておかねばならないことがあります。

「郷土英傑行列」についてです。

戦国時代、ここ尾張の地は名だたる武将を輩出してきました。

  • 織田信長
  • 豊臣秀吉
  • 徳川家康(←正確には三河ですが)
  • 柴田勝家
  • 加藤清正
  • 前田利家
  • 前田慶次

など、戦国時代オールスターズともいえる豪華布陣です。

そんなわけで、信長・秀吉・家康については「なりたい人募集」ということで、公募選考をして、毎年、名古屋まつりで、そのような格好をして練り歩いてもらう(だけ)ことになっています。

これを「郷土英傑行列」と言い、名古屋まつりのメインコンテンツとなっています。

ただ、これだと「ただのナルシストなおっさんの行列」になってしまいがちなので、関連して、

  • 濃姫
  • ねね
  • 千姫(つまりその娘や側室)

も同時に侍らせることになっています。

この3名については、公募ではなく、「市内のデパートに勤務」しているまあまあ御目麗しいうら若きお嬢さんが半ば強制的に衆目の下にさらされる運びとなっています。

「ああ、なんでこんな恰好で市民の前にいるんだろう」という表情で練り歩く姿は、サド属性にはたまらない名古屋の風物詩となっています。