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巨大迷路のような地下街

名古屋といえば「日本一の地下街」です。

歴史は古く、1957年3月までさかのぼります。

名古屋最初の地下街として、「名古屋駅前地下街」ができて以来、名古屋文化として親しまれてきました。

といいますか、繁華街には地上にはほとんど店がない、という極端な街作りになっており、人々は基本的に地下を行き交います。

そもそもは、高度経済成長期に100m道路など、車優先の街づくりをした結果が、現在の地下街の繁栄につながっているというわけです。

地下鉄で言うと繁華街「栄駅」と交通の要衝「名古屋駅」を中心として、縦横無尽複雑怪奇に入り組んだ地下街がダンジョンのように、余所者を混乱に陥れます。
(地元民はだいたい理解している)

ふっと、我に返ると同じ道をぐるぐる周回しているだけということもよくあります。
(地元民はそんなヘマはしない)

地下街の店の特徴としては、やはり喫茶店の多いこと。

朝はモーニングセット目当てのサラリーマンでどこも満員になります。

また、通行はどこも必ず「左側通行」で、逆らうとぶつかったり露骨に舌打ちされたり、ひどい扱いを受けますので注意が必要です。