名古屋文化論~不思議なナゴヤの魅力 > 中区・東区

中区・東区

まず、中心地から行きましょう。

名古屋最大の繁華街である栄を擁する「中区」は、明治41年に名古屋が市制を施行した時の4つの区のうちの一つで、現在でも市の中核をなす区です。

古くは名古屋城、市役所や県庁など行政機関も中区にあり、大須商店街や伏見の問屋街から、中部屈指の劇場である御園座や各種美術館などもここに密集し、まさに名古屋文化の発信の地として今に至ります。

裏を返せば、名古屋観光は「中区」を中心に回れば、ほぼ終了とも言えます。
(それを言っちゃおしまいですが)

もうひとつ、そのお隣の「東区」ですが、これも市制スタートからの区であり、徳川美術館をはじめ、明治からの趣きを残す白壁地区など、ハイソサエティな住宅街、名古屋でも歴史ある文教地区となっています。

東区在住の友人に「いいなあ、お金持ちなんでしょ」と言ったところ、「いや、古いだけ」と返されました。

それよりもどんどん人がいなくなって寂れている、とのこと。
中心部に近いことで固定資産税の上昇から、「ドーナツ化現象」が起きているようです。

中区・東区は「古い名古屋を知る」には絶好の場所。
お出かけの際の「マストスポット」です。