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名東区・守山区

天白区の北に位置するのが「名東区」です。

名東区も天白区と同様に1975年にできました。
(その前は千種区の一部でした)

もともとタバコや養蚕が盛んな、のどかな田園地帯でしたが、地下鉄東山線の延伸をきっかけに、宅地造成が一気に進み大企業の社宅が立ち並ぶようになり、他地方からの転勤族の流入が進み、「名古屋で最も名古屋ことばが通じない場所」となっています。

そんな名東区を北に進み、矢田川を越えると「守山区」に入ります。
守山区は北東の果てで「東谷山」を中心に、自然豊かな環境が未だに残っています。

戦国時代は「竜泉寺城」「小幡城」など、いくつもの城があり、歴史色も豊かな地域となっています。

瀬戸に向かう名鉄、通称「瀬戸電」がゆっくりと田園地帯を走る様は、まさに田舎の情緒で、守山最北の「志段味地区」は、農業で生計を立てる専業農家が未だに残る、名古屋でも数少ない地域となっています。

この両区は、濃尾平野の果てに位置するため、丘陵はとにかく傾斜がきつく、自転車で訪れると非常に疲れます。
名古屋にも山があるんだなあ、と再認識させられる地域です。